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厭世フレーバー

2009/05/21 23:25
三羽省吾:著『厭世フレーバー』を読んだ。

リストラされた父が失踪。
14歳の次男は陸上部を辞め家を出る為にバイトを始める。
17歳の長女は良い子を辞め帰宅が深夜に。
27歳長男は家計を支えるため日雇いの土木作業員に。
42歳の母はキッチンドランカーになり、
73歳の祖父は認知症になった。

物語は次男から一人ずつ順番に話す形式。
語られる文体は若者調。
こういうのよくある書き方だなあ、飽きそうだなあって思った。
しかし、家族ひとりひとりの悩みや抱える秘密と真実が、徐々に徐々に明かされて行く巧みさに唸らされた。
(解説の角田さんも、その辺称賛してます)

次男が陸上辞めたのも、引き篭りのクラスメイトが早起きなのも、長女が毎晩帰りが遅くなったのも、長男の日焼けが進むのも、母が父と一緒になったのも、祖父の名前や飼い猫の名前にも…すべてが家族に理由があるのだ。

家族の成り立ちって色々だなぁ。

爽やかな読後感を味わった一冊でした。

厭世フレーバー (文春文庫)厭世フレーバー (文春文庫)
(2008/08/05)
三羽 省吾

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